恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの?
「 ただいま。 」


「 おかえり!
あれ、ほのか楽しそうね。
いいことあったの? 」


「 うん!
楽しかったよ。 」


それ以上
ママに話をしていたら楽しすぎて、
みんな話をしてしまいそうで…
あわてて自分の部屋に入った。


鏡にうつる自分の顔をみて


「 確かににやけているわ。 」


自分の顔をツンツンしてみた。
ありゃりゃ。



もう
倫子にも
聖菜先輩にも
可愛くない!とは言わせないからね。

だって今の私
自分で言っちゃうけど…
かわいいもん。



でもデートしただけで、
付き合ってるわけじゃないんだよね?

ちょっと悲しくなってきた。

でも大好きな人と同じ時間を過ごせたのは、
やっぱり嬉しい。

だから、
悲しいとか言っちゃダメだよね?



うわぁ!
さわやかな朝。


「 おはよう!
ほのかちゃん! 」


「 おはようございます。 」


いつも混んでいる車内に青葉さんに守られるように入っていけるのって、
頼れる人って感じでいい!!

青葉さんに会えた朝一番の笑顔は
私にとってはビタミン剤?
いや、
もっともっと凄いものになっているんだよね。


ありがとう…。
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