恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの？

「 わっ、私…
門限があって…
１１時半までには戻らないといけないんです。 」


１１時半まで…
と言葉に悲しくなっていた。
青葉さんとの時間が少しずつ減っていく。


「 １１時半までにだね。
わかったよ。
少し出掛けられるね。 」


私は小さく頷いて
青葉さんの顔…横顔をみた。
こんなに近くで見ると
やっぱり素敵でドキドキしちゃう。
一緒にいる時間
ずっとドキドキしていたら、
この心臓こわれちゃうかもしれないなぁ。


「 ほのかちゃん
ゆっくり話したいから
ファミレスとかでもいい？
なんかムードないけどさ。 」


私は、どこでもいいの。
青葉さんと一緒なら…。


「 はい！ 」