恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの?
ファミレスにてコーヒーを飲んでいた。

この時間だと家族連れよりカップルのが多いね。

向かい合わせで座っていると、
青葉さんは私を真っ直ぐ見つめている。

その目から反らすしかなくって、
緊張してノドがかわいているけど…
カップを持つ手もブルブルしていた。



「 あの…
ほのかちゃん…
えっと…
入江ほのかさん、
ボクと付き合ってくれませんか? 」


あまりの突然な発言で
私何も入れなくって下を向いてしまった。
嬉しかった。
でも、
嬉しくって…
嬉しすぎて言葉が出てこなかった。

あまりにも言葉を出さない私に


「 あっ!
迷惑だったかな? 」


寂しそうな声だった。


「 めっ、迷惑じゃありません。
すごく嬉しくって…
それとビックリして声が出なかったんです。 」


私の焦っている口調がおかしかったのかな?
青葉さんは笑っていた。
でも安心した声だった。


「 あらためて
ボクの彼女になってくれますか? 」


「 はい。 」


私は即答した。

私の言葉を聞いたあと
青葉さんは緑色の手帳を出して
自宅と携帯番号を書いて渡された。


「 私は家族と同居だから…。 」


携帯番号は教えていたから、
それ以上は教えなかった。


青葉さんからの告白。
どうしようもないくらい嬉しくって…
あまり言葉が出てこなかったけど、
私の気持ち伝わったよね?
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