恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの?
青葉さんと
もっとずっと一緒にいたいけど…

11時
待ち合わせをした場所じゃなく自宅前を案内して車を停めてもらった。


「 ほのかちゃん、
これから楽しい時間を
いっぱい過ごそうね。 」


「 はい! 」


「 もしボクが
ほのかちゃんにとって悲しいことを言ってしまったら、
一人で悩まないで教えてね。 」


「 はい! 」


私は、
はい!
しか言えてないけど
青葉さんは優しい微笑みで私を見ていてくれる。


「 平日は毎朝会えるもんね。
なんか学生時代の恋愛みたいだね。 」


私は
学生時代の恋愛って言葉に笑ってしまった。


「 やっぱり
ほのかちゃんは笑っているほうが、
可愛い! 」


恥ずかしくて顔をかくしてしまった。


「 ほのかちゃん
ボクの名前を知っている? 」


「 青葉純平さん…です。 」


私の頭をなでなでして


「 これからは、
純平って呼んでくれるかな? 」


「 はい! 」


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