恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの?
純平さんに、
おやすみなさいメールをしちゃおうかな?
携帯を握りしめたまま夢の中へ。



朝5時半
目が覚めて送信できてないメールに呆れてしまった。

すぐ眠くなる、
まだまだ子供なんだなぁ
私って。


夜にメール出来なかったけど、
朝はメールしちゃうもんね。
6時にメールを送信した。


送信完了。
あっ!
メールで起こしちゃったら、
どうしよう…。
もう送信しちゃったんだから仕方ない。

今日何時に起きるのか聞かなくっちゃ!


でも、
私…
純平さんって今日から呼ぶんだよね?
緊張して呼べるのかな?


あと2時間以内に
大好きな人に会えちゃうんだよ。

なんだか朝からバタバタしている私を
不思議そうに見ているママ。
パパは意味深な顔をして私を見ていた。


「 今日は早出なのかな? 」


「 早出ってほどじゃないけど、
早めに行こうと思っているの。 」


私の言葉にパパは笑っている。
たぶん、
わかってるんじゃないのかな?


いつもの電車ギリギリだから、
今日は改札で待ってみよう。

だって!
彼氏を早く見たいんだもん。
< 72 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop