恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの?
「 あっ!
昇輝さんかな? 」


ほのかママは
ほのかと同じように大好きな人を待っている顔って可愛い。


「 昇輝さん、
来週の旅行の時なんだけど…。
ほのかを純平さんに預けようと思ってね。
一人でうちに置いてくの心配だから、
それで純平さん来てくれてるんだ。 」


「 純平さん、
うちに泊まってくれるんだぁ。 」


あれ?
そういうことになってるんだぁ。
ほのかの家にお泊まりかぁ。
それもいいかも…。


「 はい。
えっと… いつから
こちらにお邪魔したらいいですか? 」


「 金曜日から金曜日まで旅行なの。
だから金曜日からでいいけど…
ねっ、昇輝さん。 」


「 ずっとじゃなくていいけど、
ほのかの相手も疲れるしなぁ。 」


ほのかの顔が
どんどん怒っていくのか赤くなっていく…

初めてみる
ほのかの顔が
やっぱり可愛いなぁ。


「 あの…
では、金曜日にうかがいます。 」


ボクの言葉で
ほのかの顔が違う意味で
また赤くなっていく、可愛い!
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