君がいるだけで…[番外編短編集]
「あ、あのね、私も実は真尋くんに渡したいものがあるんだ。」
『えっ?!』
真尋くんの驚いた声を聞きつつ鞄を漁る。
そして真尋くんと同じようにテーブルの上に置く。
『何で、』
混乱してる真尋くんを見てクスクスと笑う。
そんな私に真尋くんは
拗ねたように言った。
『な、何笑ってんだよ』
だって、
真尋くんがそんなに驚いてるとこ見たことなかったから。
その言葉はあえて言わず、何故私がプレゼントを用意していたのか真相を明かす。
「私、大事な記念日を忘れたりしないよ?」
『え…?』
「ほんとは真尋くんに言われる前から気づいてたし、
真尋くんは忘れてると思って内緒で企画立ててたんだからね!」
『まじかよ…』
「なのに真尋くんが突然ご飯食べに行くなんて言うから、
どうしようかと思ったよ~。
で、美月に相談したら
そのまま忘れてるフリしろって言われて…
何でか子供たち預かってくれる話になって…」
最後の方は真尋くんに聞こえていたかわからないくらいの声色だった。
だ、だって美月に言われたことは私の口から言えない…っ!
あぁ、もう…、思い出しちゃったじゃん…。
美月のバカぁ。
『えっ?!』
真尋くんの驚いた声を聞きつつ鞄を漁る。
そして真尋くんと同じようにテーブルの上に置く。
『何で、』
混乱してる真尋くんを見てクスクスと笑う。
そんな私に真尋くんは
拗ねたように言った。
『な、何笑ってんだよ』
だって、
真尋くんがそんなに驚いてるとこ見たことなかったから。
その言葉はあえて言わず、何故私がプレゼントを用意していたのか真相を明かす。
「私、大事な記念日を忘れたりしないよ?」
『え…?』
「ほんとは真尋くんに言われる前から気づいてたし、
真尋くんは忘れてると思って内緒で企画立ててたんだからね!」
『まじかよ…』
「なのに真尋くんが突然ご飯食べに行くなんて言うから、
どうしようかと思ったよ~。
で、美月に相談したら
そのまま忘れてるフリしろって言われて…
何でか子供たち預かってくれる話になって…」
最後の方は真尋くんに聞こえていたかわからないくらいの声色だった。
だ、だって美月に言われたことは私の口から言えない…っ!
あぁ、もう…、思い出しちゃったじゃん…。
美月のバカぁ。