君がいるだけで…[番外編短編集]
『紗羅先輩、何がいいですか?』
「そうだなー…、
あ、じゃあチョコバナナがいいな!」
『了解です!』
『美月先輩は何がいいっすか?』
「そうね、じゃあ私はりんご飴で」
『りんご飴っすか!』
そうして私はチョコバナナ、
美月はりんご飴を奢ってもらった。
そんな私たちの隣で、
朔也はつまらなそうにしていた。
だから私は、
「朔也、半分個!
チョコバナナ、好きでしょ?」
朔也が密かに好きなチョコバナナを、
朔也の方へ差し出した。
「朔也くん、りんご飴も、食べる?」
美月も私と一緒で、
自分のりんご飴を朔也に差し出した。
『さんきゅ。』
いつものクールさをなくして、
笑みを浮かべながら私たちが差し出した物を一口ずつ食べた朔也。
『あ、先輩狡いっすよ!』
2人からの指摘にも、
意地悪そうに答えていた。
『うっせ。紗羅と美月はお前らと違って
優しいからな。』
今年のお祭りは、
いつになく騒がしくて、賑やかで、
楽しかった。
来年からのお祭りも、とても楽しみになった。
《君と過ごした夏。紗羅side。end》
「そうだなー…、
あ、じゃあチョコバナナがいいな!」
『了解です!』
『美月先輩は何がいいっすか?』
「そうね、じゃあ私はりんご飴で」
『りんご飴っすか!』
そうして私はチョコバナナ、
美月はりんご飴を奢ってもらった。
そんな私たちの隣で、
朔也はつまらなそうにしていた。
だから私は、
「朔也、半分個!
チョコバナナ、好きでしょ?」
朔也が密かに好きなチョコバナナを、
朔也の方へ差し出した。
「朔也くん、りんご飴も、食べる?」
美月も私と一緒で、
自分のりんご飴を朔也に差し出した。
『さんきゅ。』
いつものクールさをなくして、
笑みを浮かべながら私たちが差し出した物を一口ずつ食べた朔也。
『あ、先輩狡いっすよ!』
2人からの指摘にも、
意地悪そうに答えていた。
『うっせ。紗羅と美月はお前らと違って
優しいからな。』
今年のお祭りは、
いつになく騒がしくて、賑やかで、
楽しかった。
来年からのお祭りも、とても楽しみになった。
《君と過ごした夏。紗羅side。end》