君がいるだけで…[番外編短編集]
「みんなお待たせ!」


今日はみんなが両想いになれたということで、
みんなで集まることになった。


俺と紗羅、慎吾と美鈴、美月先輩に朔也先輩。


いつものメンバーだった。


美月先輩には前から彼氏がいたけれど、
つい最近朔也先輩にも彼女が出来たらしい。


正直聞いた時は驚いた。

朔也先輩はカッコいいし、
優しいから、人気者だ。


だけどいつも告られても断っていたから、
作る気はなさそうだった。


詳しく気になるけれど、
そこはやっぱりクールな朔也先輩だから。


秘密主義だった。


そんなことを思っていたら、
みんな移動しようとしていた。


「真尋くん、行こう?」

『あぁ。』


紗羅と手を繋いで、
みんなで喋りながら歩く。


一軒のお店に入って、
ひたすら喋った。


とそこへ、
出て来た話題は先程俺が紗羅に振った話だった。


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