君がいるだけで…[番外編短編集]
―――ヒュー、
ドーン―――っ………


「あ、花火!」

『お。ほんとだ。』


屋台の通りを出て、
花火が見やすい所へ移動することに。


「綺麗…」

『だな』


嬉しそうに花火を見上げている紗羅。


その姿は花火に負けず綺麗で、
可愛かった。


なんて照れるから言えないけど…。


そんな紗羅の肩に手を回して、
そっと自分の方へ寄せた。


紗羅もそっと寄り添ってくれる。


2人で花火を見上げた。


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