君がいるだけで…[番外編短編集]
『美月、浴衣似合ってんな』


いつも唐突だ、雅也は。


しかも普段可愛いということを言われないため、慣れないこともあり照れる。


そんな私を知ってか知らずか…



『ま、そんな浴衣も今から脱がしちゃうけどな』


「…………………………っ!?」



また、唐突に。

しかも、ストレート過ぎる。


「ちょっと、まっ…」


『待てねー』


普段クールに思われてる私でも、
雅也には勝てそうにない。


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