君がいるだけで…[番外編短編集]
「まずどうしてここに真尋くんがいるの?」


『俺は慎吾から…、立花先輩から紗羅先輩が誰かに呼び出されたって聞いたって…。しかもイケメンって言われて…』


「えっ、そんなこと美月が慎吾くんに言ったの!?」


『だから心配になって…』


「心配してくれたんだ…、真尋くん。ありがとう。」


何故かクスッと笑って言う紗羅先輩。


「でも大丈夫だよ。だって私を呼び出したの…
私のクラスの女の子だもん。」


は………?


『だってイケメンて…』


「あのね、クラスの体育委員の子なの。
その子剣道部で、女の子たちから人気なの。だから多分イケメンて…」


『そういうことか……』


慎吾がイケメンな…って言った言葉には
続きがあったんだ…。



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