君がいるだけで…[番外編短編集]
パソコンに目を向けつつ玲子さんとい会話をしていたら、

噂の高杉さんが出先から帰って来た。


『何々~?もしかして、俺の話?』


そしてすぐに私たちの方へやって来て、
いつもの様に会話に入って来た。


「高杉さん、お疲れ様です」


『紗羅ちゃんもお疲れ様。』


そう爽やかにスマイル付きで言葉を返してくれた高杉さんは、そのまま先ほどの話へと転換。


『で、何の話してたの?』


「あんたの話はしてないわよ。」


『またまた~』


俺の話してたでしょ?
と…私にも尋ねて来たので、軽くスルーしつつ。


「バレンタインの話ですよ。」


本命も大事だけど、
会社の人にも渡さなければいけない。


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