君がいるだけで…[番外編短編集]
「にしてもさ、なーんでバレンタインにむさ苦しい奴らに手作りしなきゃいけないのかねぇ。」
真里がめんどくさそうに言うので、苦笑いしつつ思ってたことを聞いてみる。
「サッカー部って、今何人?」
私の質問に真里はんーっと数えている。
「30人くらい…?」
「多っ…」
さすがにそれには二人とも溜め息。
「でもさ、うちらも最後だもんね。」
真里の言葉に少しだけ寂しくなりつつ、頷く。
私と真里はサッカー部のマネージャーをしていて、バレンタインには毎年全員に渡していた。
去年は買って来たり、一人で作ったりしていたんだけど、私たちも来年は引退していて渡せないので、せっかくだから今年は一緒に手作りして渡そうということになったのだ。
そのため手作りにするというのを決めたのは自分たちなわけで。
まぁどにらにせよ結局用意はしなければいけないのでしょうがない。
それでも30人ということには驚きだけど。
人数も多いので、簡単に出来るトリュフを作ると事前に話し合って決めていた。
「あっ、あったあった!」
私がカゴを持って、真里が勢いよく材料を入れていく。
真里がめんどくさそうに言うので、苦笑いしつつ思ってたことを聞いてみる。
「サッカー部って、今何人?」
私の質問に真里はんーっと数えている。
「30人くらい…?」
「多っ…」
さすがにそれには二人とも溜め息。
「でもさ、うちらも最後だもんね。」
真里の言葉に少しだけ寂しくなりつつ、頷く。
私と真里はサッカー部のマネージャーをしていて、バレンタインには毎年全員に渡していた。
去年は買って来たり、一人で作ったりしていたんだけど、私たちも来年は引退していて渡せないので、せっかくだから今年は一緒に手作りして渡そうということになったのだ。
そのため手作りにするというのを決めたのは自分たちなわけで。
まぁどにらにせよ結局用意はしなければいけないのでしょうがない。
それでも30人ということには驚きだけど。
人数も多いので、簡単に出来るトリュフを作ると事前に話し合って決めていた。
「あっ、あったあった!」
私がカゴを持って、真里が勢いよく材料を入れていく。