君がいるだけで…[番外編短編集]
「ちゃんと食べたよ。」

『なら、いい!』


そんなまるでお兄ちゃんみたいなことを言う慎吾。


慎吾はまだ私のこと好きでいてくれてる?


今からほんとの気持ちを伝えます―…。


「慎吾、」

『んー…?』


「待たせてごめんね?…慎吾のことが好きだよ」


多分、自分でも恥ずかしいぐらい乙女の顔してるんだろうな、私。


『………』


慎吾を見ると口を開けてポカーンとしている。



< 25 / 219 >

この作品をシェア

pagetop