君がいるだけで…[番外編短編集]
『ま、今回はお前が悪いだろ』


俺が苦笑いでそう言ったら真尋はげんなりしながら自分の席に戻って行った。


…と思ったら、思い出したように

俺の方を振り返って嫌な笑いを浮かべながら言った。


『そーいえば、美鈴から伝言♪』


いつもだったら立場が逆な気がする。


『伝言…?』


何だ………?



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