君がいるだけで…[番外編短編集]
海東 凜(カイトウ リン)。
あっという間に高校1年生。
そして………
「パパ、ママおはよっ!」
「もー、凜てば入学式に遅刻なんてありえないわよ!?」
「もー、わかってるよ。パパ、ママどうにかしてよ!」
「真尋くんも何とか言ってよ!」
『まぁまぁ。凜、入学おめでとう』
コーヒーを飲みながら新聞を読んでたパパは
私に目を合わせてそう言ってくれる。
そう、私が3歳の時、
誠くん家に二人で迎えに来てくれたあれから数ヶ月後二人は結婚して、
私の苗字は桐谷から海東に変わった。
今となっては海東という苗字に慣れているし、
中学に入ってもう一度詳しく二人の事情は聞いて
今度こそ理解した。
でもやっぱり3歳の頃と変わらず思ったことは、
二人はずっと愛し合っていたんだということ。
だから別に最初からパパという存在がいなかったことなんてもう悲しくなんてない。
むしろ、二人のお互いを想う気持ちを凄いと思う。
あっという間に高校1年生。
そして………
「パパ、ママおはよっ!」
「もー、凜てば入学式に遅刻なんてありえないわよ!?」
「もー、わかってるよ。パパ、ママどうにかしてよ!」
「真尋くんも何とか言ってよ!」
『まぁまぁ。凜、入学おめでとう』
コーヒーを飲みながら新聞を読んでたパパは
私に目を合わせてそう言ってくれる。
そう、私が3歳の時、
誠くん家に二人で迎えに来てくれたあれから数ヶ月後二人は結婚して、
私の苗字は桐谷から海東に変わった。
今となっては海東という苗字に慣れているし、
中学に入ってもう一度詳しく二人の事情は聞いて
今度こそ理解した。
でもやっぱり3歳の頃と変わらず思ったことは、
二人はずっと愛し合っていたんだということ。
だから別に最初からパパという存在がいなかったことなんてもう悲しくなんてない。
むしろ、二人のお互いを想う気持ちを凄いと思う。