君がいるだけで…[番外編短編集]
「おはよう、廉」

『廉、おはよう。』

『お母さんお父さんおはよう。』


もう一人の家族とは、
5歳離れている弟、廉(レン)。


数年前まではママと二人きりの家族だったけど…

今ではパパも弟もいて、
前よりももっと楽しいし幸せだ。


それにやっぱり…、

ママが幸せそうなのが何よりも私は嬉しい。


そんな思いに浸っていると、


「凜、時間大丈夫なの?」


ママの声ではっとする。


「ぅわぁ、ヤバいヤバい!」


急いで朝ごはんを食べ終え、
準備を済ませた。


そして玄関へ。



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