君がいるだけで…[番外編短編集]
「6月13日…?」


凛と廉を寝かせた後、
真尋くんがいるリビングへ戻った私に、

突然真尋くんが『6月13日空けとけよ』と言って来た。


そして、その真尋くんへの私の返しが冒頭である。


はて、その日何かあったっけ?


そんな私の考えを見透かしてか、

真尋くんが少し呆れた顔をして溜め息をついた。


え、何か私まずいこと言った…?!


『はぁ。まぁ想定内だけど…』


「ご、ごめんね。何かあったっけ…?」


そんな私の言葉に更に
真尋くんが落ち込んだように見えた。


ああぁ…。

もう一度だけ今度は心の中で謝っておいた。



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