赤いネクタイ


「先輩」

「ん?」

「2年前の続き聞いてくれる?」

「うん」

「先輩が…
優が好きだよ」



涙が溢れた。


ずっと…


ずっと好きだった。


彼女がいるって、分かってても


諦められなくて好きだった。



「付き合って下さい」



だからね
私の答えは決まってるんだ。



「はい」



誰よりも好きだから


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