英国喜劇リトレイス
「!!」
エルヴィスはひどく驚いた様子で目を剥いた。
「色々危ないんだよ!! もう差し迫ってんだ!! 迷ってる暇なんざないって言ってるんだ!!」
「そんなん、言われなくてもわかってるな!」
「わかってねぇ!」
ぐ、とエルヴィスは口を嗣ぐんだ。
同時に形のいい眉が真ん中に寄る。
俺はおもいっきり指を突き出して叫んだ。
「時間ねぇから協力しろってんだ! それでもダメだってんなら……俺を認めないっていうなら………力づくで認めさせてやる!!」