意地悪執事と甘甘な日常
そのキスは拒めなくてトロトロに溶かされてしまいそうだった
「ぁ………はぁはぁ……息が…」
「もう止めてください!」
「名残惜しいけど仕方ありませんね…」
と、ぱっと離してくれた。
「なんでこんなことするんですか?」
「………それは…貴方があまりに無防備で可愛いからですよ」
きゅん♪
えっ……な………何これ!?ドキドキする……
「でも余り無防備過ぎても困ります」
はぁ、とため息をつかせてしまった。
ぐさっ
確かに無防備かも知れないけど…
「そうなるとわたしのものにしづらいですから」
ま…また………どうしよっ
「えとっわたし頑張ります」
い…言えた!
「はい、頑張ってください」
笑顔!
こうして私の恋?なのかもしれないお嬢様ライフが始まったのでした。