天国へのタイムリミット

ふ~ん、顔ねぇ~…うん、顔は確かにカッコ良かった。けど、性格は!?性格はどうなのよ!!性格!!顔は良かったとしてもさ、性格が良くないと意味ないじゃん。

「何?どうした?」

「…えっ!いや!!ははははっ…‥は…何でもないッス。」

「あっ!!そうだ!!今から、4組行かない?」

「はっ!!何しに!?」

「何しにって…そりゃ、良平君を見に行くに決まってんじゃん♪」

えぇ~(嫌)




「ここ、4組だよね!!良平君いるかな~♪」

「はぁ~…」

「あれ~、いないんだけど~」

えっ?“じゃ、俺は教室に戻るわ、じゃぁな”確かにそう言ったよね…‥。

「…‥。」

「あの、良平君っています?」

「さぁ~ごめんなさい。」

「ありがとう。」

「ねぇ、絵梨…‥ちょっと待ってて」

もしかして、さっきの場所に?



「!!…いた…。」

「あぁ…お前か」

「ちょっと、‘お前’って言葉はないでしょ(`ε´)で、何してんの?探し物?」

「別に、何も」

「…‥。」

「よし、もう行くかな、じゃぁな」

「…‥。何で?何で教えてくれないの?」
「何でって…おま…‥香里奈には関係ないから」

「そっか…。」

関係…ないか…。何だろ…何か胸が痛い。
「じゃぁ、」

「うん…、じゃぁね」

「…。やっぱ気になる(・_・;)良平が何を探してたのかは、知らないけど…でも、探してみようかな…。うん!!探そう!!」




…3時間半…

ガサ ガサ ガサ ガサ

「ふ~、疲れた(×・×)けど、もうちょっと頑張ろう!」

ガサ ガサ ガサ ガ…

「ん?何これ…ネックレスの部品じゃないかな?…‥ネックレス?」

確か…“一瞬だったからあんま覚えてないけど、ネックレス?かブレスレット?だったかも…‥”

「あっ…もしかして、これを探してたのかも…よしッ!」

良平の所に持ってって、確かめてみよう!!



ガチャン!!

「!?」

開かない~!!なんで玄関閉まってんの!?(はっ)待って今何時!?

【4:00】

「う…そ…(゜∇゜;)はぁ…ネックレスの部品は明日渡そう。今日は帰るか。」

スカートポケットに入れとけば無くさないよね…。
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