「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
「ありがとう、お婆ちゃん。本当にありがとう・・・でも私たち歩いて行きます。とにかく歩いてみます」
と由紀は、お婆ちゃんたちに伝えた。
その時、隣で靴を履き終えた理絵が
「お婆ちゃん、来年は私たちも車で巡拝に来るからね。お婆ちゃんたちの車の後ろをついて行くからね。よろしく」
「だからね、名前と住所と電話番号、教えといて下さい」
と言って、バッグから自分の携帯電話を取り出して、入力しようと構えた。
三人のお婆ちゃんから次々と聞き出しては入力して、全部入力して終えると
「来年、また会おうね。楽しみにしているからね・・・お婆ちゃん」
するとお婆ちゃんたちは
「その話、本当よ。私こそ楽しみに待っているからね。絶対に連絡してちょうだいよ」
「そうそう私なんか、もう畑するの、やめようかと思っていたけど、がんばってするわ。体力維持せな、お四国巡りもできへんし・・・ほんとに待っているわよ。来年は一緒に巡りましょうね」
「ほんと、ほんと、生きていく張りができるわ」
口々に言いながら、お婆ちゃんたちも携帯電話を取り出し、由紀と理絵の住所や電話番号を入力してゆく。
別れ際、お婆ちゃんたちが車で出発するのを、由紀と理絵の二人は手を振りながら見送っていると、後ろの席で座っていた香川のお婆ちゃんが、窓から顔を出して
「もう携帯電話の番号知っとるから、何かあったら、すぐに電話掛けてくるのよ」
と大きな声で言ってくれた。
と由紀は、お婆ちゃんたちに伝えた。
その時、隣で靴を履き終えた理絵が
「お婆ちゃん、来年は私たちも車で巡拝に来るからね。お婆ちゃんたちの車の後ろをついて行くからね。よろしく」
「だからね、名前と住所と電話番号、教えといて下さい」
と言って、バッグから自分の携帯電話を取り出して、入力しようと構えた。
三人のお婆ちゃんから次々と聞き出しては入力して、全部入力して終えると
「来年、また会おうね。楽しみにしているからね・・・お婆ちゃん」
するとお婆ちゃんたちは
「その話、本当よ。私こそ楽しみに待っているからね。絶対に連絡してちょうだいよ」
「そうそう私なんか、もう畑するの、やめようかと思っていたけど、がんばってするわ。体力維持せな、お四国巡りもできへんし・・・ほんとに待っているわよ。来年は一緒に巡りましょうね」
「ほんと、ほんと、生きていく張りができるわ」
口々に言いながら、お婆ちゃんたちも携帯電話を取り出し、由紀と理絵の住所や電話番号を入力してゆく。
別れ際、お婆ちゃんたちが車で出発するのを、由紀と理絵の二人は手を振りながら見送っていると、後ろの席で座っていた香川のお婆ちゃんが、窓から顔を出して
「もう携帯電話の番号知っとるから、何かあったら、すぐに電話掛けてくるのよ」
と大きな声で言ってくれた。