「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
「きつかった・・・ほんとうに、きつかった」
「途中では、もうだめかと思ったけど・・・よくたどり着いたわ」
由紀は、少しずつ息が整ってくると、立ち上がり歩き始め、参拝は、明日にすることにして、宿坊に入った。
部屋に入ると、汗まみれ、泥まみれになり疲れていたので、どろどろに汚れた衣服を、ランドリーに放り込みスイッチを入れると、すぐに風呂に向かった。
風呂から部屋に帰ると、由紀は部屋の真ん中で大の字になり
「極楽、極楽」・・・
理絵は、その光景を見て、今時、滅多に聞かない言葉を聞き、可笑しくて声を上げて笑った。
二人にとっては、今回のような山道は初めての体験であり、相当な苦しさであったが、今は心の中に達成感が満ち溢れ、心地よい疲れになっている。
洗濯物を干して、食事を終えて部屋に戻り、直や勇太と小惑星群のことが気になりテレビをつけてニュースを見たが、昨日のニュースの内容と、さほど変わりなく、新しい事実報道は無かった。
明日は、多少の上り坂もあるが、基本的には下り坂であり、今日よりは楽であろうと二人は思っている。
ただ次の十三番大日寺までは距離があるので、一日では、たどり着けないだろうと、その七、八キロメートル手前にある宿泊施設を予約した。
「途中では、もうだめかと思ったけど・・・よくたどり着いたわ」
由紀は、少しずつ息が整ってくると、立ち上がり歩き始め、参拝は、明日にすることにして、宿坊に入った。
部屋に入ると、汗まみれ、泥まみれになり疲れていたので、どろどろに汚れた衣服を、ランドリーに放り込みスイッチを入れると、すぐに風呂に向かった。
風呂から部屋に帰ると、由紀は部屋の真ん中で大の字になり
「極楽、極楽」・・・
理絵は、その光景を見て、今時、滅多に聞かない言葉を聞き、可笑しくて声を上げて笑った。
二人にとっては、今回のような山道は初めての体験であり、相当な苦しさであったが、今は心の中に達成感が満ち溢れ、心地よい疲れになっている。
洗濯物を干して、食事を終えて部屋に戻り、直や勇太と小惑星群のことが気になりテレビをつけてニュースを見たが、昨日のニュースの内容と、さほど変わりなく、新しい事実報道は無かった。
明日は、多少の上り坂もあるが、基本的には下り坂であり、今日よりは楽であろうと二人は思っている。
ただ次の十三番大日寺までは距離があるので、一日では、たどり着けないだろうと、その七、八キロメートル手前にある宿泊施設を予約した。