少女の○○童話。

 深い深い眠りから私は目覚めた。



「……んっ…」

 なんかすごくいっぱい寝た感じ…


 ……えっ?

 なにかが違う事に私は気づく。


 ここ、どこ?



 全然知らない部屋に私はいた。


 シンプルで綺麗な洋風な造り。


 簡単に言うと、
 RPGゲームの家の中みたいな
 なんとも不思議な感覚。

「私…まだ夢見てるのかも…」


 すると扉が開く音がして


「目が覚めましたか?」


 真っ黒な猫耳と
 尻尾をつけた男の人がひとり
 入ってきた。




 ……変態さんだ。


 絶対に変態さんだ。



「とりあえずそこに置いてある服に
 着替えてきてください。

 僕は隣にいてますので
 話はそれから伺います。」



 猫耳、尻尾を含め、
 話を伺いたいのは私の方
 なんだけどな…



 黒猫の変態さんはそれだけ言って
 出ていった。




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