白い恋【ホワイトデー短編】
そして今日。
ホワイトデー当日……。
嬉しいような、不安のような……。
負けるな!負けちゃ駄目沙紀!!
気を引き締めて、いざ学校へ!!
なんか変に意識しすぎて恋人がすごく目立つ。
「!?」
ふいに視界にうつったのは――細川君。
と……女の子。
誰、あれ。
嘘、え、いやぁあああぁあぁあ!!
「まだわかんないじゃない!!」
私を慰めるつもりがあるのか、佳奈が言う。
「そうだけどさぁあ」
「振ったのかもよ」
確かにそう。
振ったのかもしれない。
でも、今日はホワイトデーというだけあって、不安は大きくなるばかり。
「はぁ……」
悲しさと不安が入り混じった溜息が出る。
どうか神様!細川君が振っててください!!
女の子には可哀想だけど。
ホワイトデー当日……。
嬉しいような、不安のような……。
負けるな!負けちゃ駄目沙紀!!
気を引き締めて、いざ学校へ!!
なんか変に意識しすぎて恋人がすごく目立つ。
「!?」
ふいに視界にうつったのは――細川君。
と……女の子。
誰、あれ。
嘘、え、いやぁあああぁあぁあ!!
「まだわかんないじゃない!!」
私を慰めるつもりがあるのか、佳奈が言う。
「そうだけどさぁあ」
「振ったのかもよ」
確かにそう。
振ったのかもしれない。
でも、今日はホワイトデーというだけあって、不安は大きくなるばかり。
「はぁ……」
悲しさと不安が入り混じった溜息が出る。
どうか神様!細川君が振っててください!!
女の子には可哀想だけど。