夏芽の第2ボタン。
::後悔
教室に戻って
あたしはなかなか切り出せずにいた
あたしたち
ただの友達だって
軽いノリで
ボタンをもらうだけだって
そう念じても体は素直で
なかなか踏み出すことが
できなかった
夏芽は早くも
女子数人に囲まれてて
なおさらあたしは
行きづらかった
「未桜ちゃん、
あの人が呼んでるよ」
悶々としてたとき
あたしは他クラスの男子に
呼び出された