夏芽の第2ボタン。


夏祭りもこのメンバーで行ったよね

夏だったから、
みんな相当派手だった


途中からくじ引きで3ペアに分かれたんだけど

まさか夏芽となれるなんて思ってなかったから
本当に腰が抜けそうだった


会話は続くけどやっぱり2人きりはなんだか恥ずかしくて
うまく話せなかった



あのときあたし
夏芽をひとり占めできたんだよ

大好きな優しい声が

一時の夢だとしても
あたしだけに向けられてた


甘酸っぱくて
すごくすごく幸せだった



ほんの数センチだけ
夏芽に近付いたら

大好きが
何十倍にも膨らんだ


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