〝愛してる〟と〝大好き〟
「考えたよ。考えたに決まってんじゃん!!!」
だって、どう考えたってアタシのせいでしょ?
怜ちゃんはアタシの誕プレを買いに行ってくれてたんだ。
アタシがいつも遅く帰っていれば、
怜ちゃんも心配なく歩いて、落ち着いて帰ってこれた。
アタシがいつもコレが欲しいなんてワガママ言ってなかったら、
怜ちゃんはあの交差点を渡らずに済んだ。
アタシが今日と言うこの日に生まれてなかったら、
誕プレも買わずに済んだし、あの交差点であの車が通ることも無かった。
アタシが生まれてなければ、怜ちゃんが死ぬ事も無かった。
それ以前に...アタシが怜ちゃんと出会って、恋しなければ、
怜ちゃんが死ぬことなんて無かったんだ。