〝愛してる〟と〝大好き〟



なぬーーー!!!

じょ、冗談もいいとこですよ!
これでは、アイナの予言が当ってしまう...

「嘘ついてるのバレバレですよっ!」

ほーんっと!嘘つくの好きですねー♪

「嘘じゃないよ?俺、大好きだよ?莉那ちゃんのこと。」

ど、どうしよ...
テンパってきた...

「今日、言う予定なかったんだけど...俺と付き合ってください。」

歩くのをやめて、頭を下げ、告白というものをされた...
ような気がする。
ってか、この状況どうにかしなきゃ!

「せ、先輩頭上げてください!」

答えはもう決めている。

「先輩。ごめんなさい。アタシ先輩とは付き合えません。」
「だよね...急にゴメンね。」

怜ちゃんのこともあるけど、
この間晃に告白されて、心が動いたのも事実だ。
このままほっとくなんて出来ない。


でも、この決断、この選択がアタシの心を大きく動かすことになった。

もうここでいいと先輩に言い、
アタシたちは別れた。



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