〝愛してる〟と〝大好き〟
―――――キーンコーンカーンコーン―――――
「よし、じゃあ今日のHRは終わりだ。早速で悪いが号令を頼む。」
山本クンはこっちを向くなり、
どうする?という目で見てきた。
アタシは誘われてやらせられてるだけなんだし...
<アンタがやりなさいよ。>
≪わかった≫
アイコンで会話をした。
「きりーつ、気をつけー、礼。」
『ありがとうございましたぁー』
あとは帰りの会をして帰るだけだぁ。
...そんな感じで呑気に座って帰りの準備。
する予定だったんだけど...
「美那ぁ――――!」
「は、はいぃ!」
我が友、奈津からでかい声で呼ばれた。
「いぃーつのまに、山本クンと仲良くなっちゃってんのぉ???」
「いや、そーゆーんじゃなくて...一緒にやらない?って言われたから...」
「え...誘われたのぉ?」