男子校のお姫様
「光離れろ」
「あっ祥」
祥が光君を引きはがそうとする。
けどなかなか離れない光君に祥は諦めてため息をつく。
これも日常の一部になりつつあった。
「それより、明日早速どっか行こ。何処行こうか?」
裕篤の言葉に皆は行きたい場所を考え出した。
「「1日アミューズメントパーク」」
「プール」
「まぁ、馬鹿と餓鬼はおいといて・・・佳音は何処行きたい?」
「ん~・・・水族館?」
あたしが必死で考えてそういうと、皆はいいねぇ・・・と言った。
「水族館なら涼しげだし」
「それならプールもだよ」
光君はガキと言われたことに怒っているのか、あたしに抱きついたまま頬を膨らましている。
かわいい・・・。←
「だったら、明後日?プール行けばいいんじゃないかな?」
「なるほどね~」
あたし達は行き先を決めると、寮に帰るため教室を出た。