男子校のお姫様

あたしの返答に皆は目を見開いた。

「まさか今までにされたナンパをナンパだと気づいていなかったなんて・・・」

あたしは皆の言葉に頬を膨らませつつ、1人でプールに向かおうとした。

「佳音、なんでそれ着たままなの?」

けど、裕篤の言葉に足を止めて振り返った。

「自分の幼児体型を晒さないため・・・?」

あたしは疑問に疑問で返す。

「・・・でもそれ着たままプール入れない」

龍の言葉にあたしは苦笑しながら答える。

「そうだね」

「だったらさっさと脱いで俺達に見せて」

「ヒロの言い方なんかエロい」

光君はヒロから距離をとりながらそう言って笑った。


「おぉ・・・似合ってる・・・」

結局パーカーを脱がされたあたしは皆からの視線を受けながらもじもじしていた。

その後、存分に眺められたあたしはプールの中を連れまわされたり・・・。

帰る頃にはくたくただったけど、1日楽しく過ごすことができた。

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