男子校のお姫様

その後も白熱したバトルを繰り広げ・・・気づけばお昼休憩の時間に・・・。

「今日は佳音の手作りだよな」

「うん」

そう。今日は特別に皆の分のお弁当を作ってるんだ。

「どうぞ」

あたしはお弁当を広げると笑顔を浮かべた。

「「「「「「「いただきまぁす!」」」」」」」

皆は勢いよくおかず争奪戦を始める。

「いっぱいあるんだしそんな取り合わなくても・・・」

あたしは苦笑しながらその光景を眺める。

「うまぁい!」

「さすが佳音ちゃん」

クラスメイト達は賑やかに佳音の手作り弁当を食べる皆を羨ましそうに眺めていた。

「これで午後も頑張れそう」

ご飯を食べ終えると、慧がにっこりとほほ笑む。

「佳音はやっぱり俺の自慢の妹だ!」

琉生兄も優しい笑顔をうかべてそういってくれた。

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