男子校のお姫様

「俺達は理事長に呼ばれたから来たんだけど・・・」

と、神木君。

「あぁ、そうそう。俺が呼んだ」

次は春希さん。

「なんの用で?」

続いて慧。

「ん?あぁ、この5人とお前で佳音の護衛をしてもらおうと思って」

「・・・へ?あたしの護衛?」

あたしは驚いて変な声を出してしまった。

「そう。佳音の護衛。佳音を全力で守ってもらうんだよ」

「いや、いいよ!!あたしなんか守っても意味ないって!!あたし強いし!もしものときは慧と琉生兄に守ってもらうし」

あたしが必死に拒否している中、神木君達は苦笑していた。

「そんなに否定するなんて…佳音ちゃんは僕達が嫌いなの・・・?」

杉村君がうるうるした瞳で言ってきた。

はい、男の子は苦手です。なんて言えないよ(汗)

「あの・・・嫌いではないですよ?」

「なら決定」

こうしてあたしの護衛役が慧含め6人決まった。



< 44 / 259 >

この作品をシェア

pagetop