男子校のお姫様
「俺達は理事長に呼ばれたから来たんだけど・・・」
と、神木君。
「あぁ、そうそう。俺が呼んだ」
次は春希さん。
「なんの用で?」
続いて慧。
「ん?あぁ、この5人とお前で佳音の護衛をしてもらおうと思って」
「・・・へ?あたしの護衛?」
あたしは驚いて変な声を出してしまった。
「そう。佳音の護衛。佳音を全力で守ってもらうんだよ」
「いや、いいよ!!あたしなんか守っても意味ないって!!あたし強いし!もしものときは慧と琉生兄に守ってもらうし」
あたしが必死に拒否している中、神木君達は苦笑していた。
「そんなに否定するなんて…佳音ちゃんは僕達が嫌いなの・・・?」
杉村君がうるうるした瞳で言ってきた。
はい、男の子は苦手です。なんて言えないよ(汗)
「あの・・・嫌いではないですよ?」
「なら決定」
こうしてあたしの護衛役が慧含め6人決まった。