男子校のお姫様
佳音SIDE


──あたしは、着替えるために2人を部屋から追い出す。

すると着替え終わったのを見計らったかのように、再び2人が部屋に入って来た。

「会いたかった~!!」

「また!?っていうか、ついさっき出てったばっかだよ!?」

「琉生落ち着いて。どんだけシスコンなの!?」

「うるせぇ!お前だってシスコンじゃねぇか!」

「2人とも落ち着こうよ・・・・・・」

「「はぁい」」

なんとか2人を落ち着かせると、久しぶりに3人で話した。

「2人とも学校どう?」

「ん~・・・楽しいけど佳音と会えないからなぁ・・・・・・」

「寮にいるときも佳音に会いたくなるよ」

「っていっても琉生兄毎日メールしてくるじゃん」

慧も送ってくれるけど・・・あたしも寂しいから嬉しいんだよね。

「かわいい妹には毎日でもメールを送りたくなるものさ」

「「・・・琉生(兄)だんだんキャラ変わってきてない・・・・・・?」」

そんな風にほのぼのしているとお母さんから呼ばれた。

「3人とも~降りてらっしゃい」

「「「はーい」」」

あたしたちはリビングへと向かった。







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