男子校のお姫様
「ふぅ・・・きもちよかった・・・」
あたしはお風呂から出ると、まだ濡れたままの髪を拭きながら冷蔵庫に向かった。
冷蔵庫からイチゴオレを取り出すと、喉をうるおす。
冷たい液体が喉を流れていくのがわかる。
「やっぱり、イチゴオレはおいしいな・・・」
大好きなイチゴオレを飲んでテンションが上がったあたし。
その後、あたしは髪を乾かすと家から持ってきたノートパソコンを開いた。
ここ無線LANだからネットもつなぎ放題なんだ。
「あれ?メール来てる・・・」
あたしはメールを開いた。
「お父さん・・・じゃない・・・。おじいちゃんからだ・・・」
あたしはおじいちゃんからのメールに頬が緩んだ。
あたしはおじいちゃんが大好きなの。
・・・でも、メールの内容に目を通した瞬間あたしの顔は一瞬で真剣なものへと変わった。