ハツ☆ラツ




ハネ

俺は休み時間もろくに休めず、千早が追いかけてくる。


「先輩w捕まえましたよ」





「ギャー触るな!!!」


「なんでですか?」

「おまえなんか好きじゃない。」
「でも、私は好きなんです!」
「そんなことしらない。ついてくんじゃねー!」


「・・・まだ、海崎先輩の事が好きなんでしょ?」


ぐさりと刺さった。

俺の今まで隠そうとしていた本心に。




俺の心に土足でずかずか入ってきたこいつにも、苛立ちを覚えた。




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