ハツ☆ラツ
久人
「キャーーーー!」
俺が学校に来ると飛び交う、
黄色の歓声。
何でみんなこんな朝っぱらから
テンションこんなに高いんだろう?
靴箱からは10通の手紙。
でもみんな好きじゃない。
みんな俺の外見しか見てない。
だから
どんなにかわいくても付き合わない。
卑劣だとか言われても、
俺の求めている人じゃないと
付き合えない・・・。
でも
出会った。
運命の人。
俺の外見じゃなくて、内側を見てくれる人。
「おはよう。久くん。」
「おはよっ!利恩!」
「今日もモテるね~。」
「う~ん。大変だよぉ~」
毎日こんな話しかしない。
だってあいつの彼女だから。
だから、対象外だった。
全くの・・・。
「ハァ~」
「どうした?久くん?」
「イヤ、大丈夫だよ~」
「イヤ、大丈夫じゃないよ?」
「なんで?」
「何かあったの?話してよ」
そのとき、思ってたこと全部
ぶつける。
「うぶっ・・・ははっは。」
「何で笑ってんの?」
「久くんのそういうところ、おもしろいなぁって。」
「・・・?」
「いつか分かるよ。」
ドキッ・・・。
心が熱く、強く締め付けられるような気がした。
彼女の今まで見たことのない笑った顔に・・・。
恋をした。
*
康平
やっと帰ってきた日本。
やっと僕のお嫁さんに逢える。
「利恩ーー!」
「え!?康平くん?」
ドタバタと階段から下りてきたコ。
僕の将来のお嫁さん。
海崎利恩・・・。
「スイスから逢いに来たよぉ~」
「何で?」
「まぁいいから、明日からよろしく!」
「なぜに?」
「同じ高校・・・。」
「キャーーーー!」
俺が学校に来ると飛び交う、
黄色の歓声。
何でみんなこんな朝っぱらから
テンションこんなに高いんだろう?
靴箱からは10通の手紙。
でもみんな好きじゃない。
みんな俺の外見しか見てない。
だから
どんなにかわいくても付き合わない。
卑劣だとか言われても、
俺の求めている人じゃないと
付き合えない・・・。
でも
出会った。
運命の人。
俺の外見じゃなくて、内側を見てくれる人。
「おはよう。久くん。」
「おはよっ!利恩!」
「今日もモテるね~。」
「う~ん。大変だよぉ~」
毎日こんな話しかしない。
だってあいつの彼女だから。
だから、対象外だった。
全くの・・・。
「ハァ~」
「どうした?久くん?」
「イヤ、大丈夫だよ~」
「イヤ、大丈夫じゃないよ?」
「なんで?」
「何かあったの?話してよ」
そのとき、思ってたこと全部
ぶつける。
「うぶっ・・・ははっは。」
「何で笑ってんの?」
「久くんのそういうところ、おもしろいなぁって。」
「・・・?」
「いつか分かるよ。」
ドキッ・・・。
心が熱く、強く締め付けられるような気がした。
彼女の今まで見たことのない笑った顔に・・・。
恋をした。
*
康平
やっと帰ってきた日本。
やっと僕のお嫁さんに逢える。
「利恩ーー!」
「え!?康平くん?」
ドタバタと階段から下りてきたコ。
僕の将来のお嫁さん。
海崎利恩・・・。
「スイスから逢いに来たよぉ~」
「何で?」
「まぁいいから、明日からよろしく!」
「なぜに?」
「同じ高校・・・。」