ハツ☆ラツ


コーヘー

リオン・・・

「クレープどうします?」
「なんでもいいよ。」


「先輩・・・合流しますか?」
「いや・・・」
「わかりました。」


「ヒナちゃん。やっぱりクレープやめよ。」
「あたし・・・リオンさんと一緒に・・・」
「行きたいの?」
「ダメですか?」
「いや・・・なら、ちょっとだけリオンと話してもいいかな?」
「はい・・・。」


「リオン。話がある。」
「俺もいていいだろ?」
と、神田が話しかける。

「いいでしょ?康平君。」
「あぁ。」

「前から思ってたことなんだけどさ。リオンがあいつと別れて何がなくなるか、リオンがこいつと付き合って何を得るかはリオン次第だよ。」

「うん。そうだよ。リオン次第w」

「あのさ・・・康平君は何をしたいの?」

「え?」


「それは思う。まるで自分の方が俺やハネよりましだ!って言ってるように聞こえる。」
「・・・僕は君が幸せならそれでイイ。」




「あたしは・・・あたしはしあわせですっ!」
「・・・。」


「だって、いつもヒサ君に元気もらって笑ってるもん!これって幸せだよね?ヒサ君」
「そーだね。おれも幸せw」



「もう、ヒナちゃんのとこに行ってあげて・・・。」



僕はヒナちゃんで十分。
リオンへの初恋は終わった。

幸せなら良かった・・・

しあわせなら。


「ヒナちゃん。」
「早かったですね」
「そう?」
「何話してたんですか?」



「うーん。秘密w」
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