結婚したいから!
「私が、新婦の海空さんと知り合ったのは、短大に入ってすぐのことです」
紗彩がマイクスタンドを前に、そう話し始めた。
いくらか緊張しているらしく、表情は固いものの、「泣きすぎて何言ってるのかさっぱりわからなかった」と評判のわたしのスピーチとは雲泥の差だ。
だって、紗彩が長い間賢吾さんを思ってたことを考えたら、泣かずにはいられなかったんだもの。
一瞬、紗彩の結婚式を回想する旅に出ていた私は、続く紗彩の言葉に、引き戻される。
「入学した当初の私は、志望大学に入れなかった不満を、消化しきれないでいました」
そう、だったのだろうか。
いつでも凛としていて、一目置かれる存在だった気がする。
「私のいるべき場所はここじゃないと思い続けているところで、海空さんと授業で偶然隣の席になりました」
そうだった。
「中世の英米文学の授業でした」
ちら、と紗彩がこちらを見て、「忘れてたでしょ」と言わんばかりだったけど、確かに言われるまでは思い出さなかった。
「テキストを読みながら、ひとりでニコニコしていたので、この子大丈夫かなって」
紗彩がそこで思い出すかのように一区切りすると、新婦友人テーブルから、クスクス笑う声が響いてきた。
「どうしたのって、思わず話しかけてました」
友人一同の笑い声が耳に残り、わたしはかつてのアブナイ自分自身を呪いながら、俯いていた。
「すると、彼女はこう答えました。『誰かを好きになる気持ちは、国も時代も変わりないんだなあ、と思うと面白くて』」
ああ、あれ、古典の顔した恋愛小説だったもん。
「私に言わせれば、読みづらい文面がひたすらに鬱陶しくて、全く面白くありません」
また、笑い声が聞こえてくる。
「古めかしい英文を読みこなして楽しむ能力を持ちながら、実力に見合わない学校にいる。私は、自分と同じ境遇にありながら、楽しそうにしている彼女に、惹かれました」
え。
「海空」
どきり。
「あなたは、別の視点をもつ姿勢を、私に教えてくれた」
どきり。
「何事にも一生懸命で、楽しむときも落ち込むときも全力で。そんな海空と同じ時間を過ごす内に、私はいつの間にか不満を忘れていました」
だめだ。
もう、こちらを見てくれる紗彩の顔が、ぼやけて見えない。
わたし、そんな風に紗彩の力になれたことがあったんだろうか?いつでも、呆れさせているだけだったと思っていた。
「そんなあなたを親友に持って、私は幸せです」
それは、私の台詞。
テーブルの下で、すでにぐっしょりしてしまったハンカチを握りしめていたら、コーイチがくすっと笑いながら、自分の乾いたハンカチを渡してくれた。
気持ちが高揚し過ぎて、うっかり、コーイチの指ごとぐっと握りしめてしまった。
「積極的だな」
コーイチがそう呟いたから、ようやくはっと我に返って、彼の手を離したけれど、もう顔は赤かったと思う。
「そして、新郎である晃一さんも、私の友人です。そして、海空さんいわく、私と彼は、似ているそうです」
紗彩が若干、嫌そうな表情をにじませているから、思わず笑ってしまう。
「おそらく、私と同様に、彼も海空さんの存在によって、変わったでしょう。私は彼との付き合いは浅いので、推測するだけですが、以前から親しくされている方々なら、ご存じのはず」
「こんな風に人前で笑顔を見せる人間じゃなかったんじゃないかと思います」
何事もなかったかのようにすっと表情を消すコーイチに、周囲からさざ波のように小さな笑い声が広がる。
「冷たい印象を与える無表情だった彼が、次第に人間らしい感情を見せるようになりましたね。たぶん、仕事に対する姿勢にも、変化が見られたはずです」
「どうりで最近、ちょっと優しいと思ったんだよな!」と、周囲に同意を求めているのは、塚原くんだった。
彼の声は、本人が認識している以上に大きいので、周りの人たちは「え、ああ」と言葉を濁しているが、それにもお構いなしで「ほんのちょっとだけ、だけどな!」と言い募って笑いだしたから、とうとう隣のテーブルから近づいてきた柴田さんに首根っこをつかまれている。
「ふたりにはまだ、未熟なところも多々あることでしょう」
少し、声が、よそゆきのものから、紗彩らしいものへと色を変えた気がした。
「海空さんには、代々続く名家の家に嫁いで社長夫人になるという自覚が薄く」
うっ。痛いところを突かれて、息が詰まった。
「晃一さんには、社の内外からの反発を綺麗に治める力が足りません」
わたしには、そんな話は初耳だけれど、わずかに目を見開いたコーイチは、きっと図星だと思ったのだろう。
「たとえそうだとしても」
低くなった紗彩の声は。
「ふたりにとっては、いまやお互いが必要かつ不可欠な存在です。どちらかを排除すれば、もうひとりは崩壊します」
ちょっぴり不吉なことを言うけれど。
「ですから、今後も結城家の繁栄と、結城不動産の発展を願うならば、まず海空さんを大切になさるべきでしょう」
その鋭い視線は、一点に貫くように向けられている。
うわぁ、あのおじさんだ。「どうせ働くなら、夫を支える仕事を選ぼうとは思わないんですか」って指摘をした人。
おじさんは、表情が読み取れるほどの近くの席じゃないけど、ぴくりとも動かないから、蛇に睨まれた蛙状態なんだと思う。
紗彩、あのとき近くにいたんだな、きっと。
「これまでずっと、私が大切に甘やかしてきた海空ですが」
ええ!?あれで!?と、思わず言葉が出そうになったけど、さっきまでの態度が嘘のように柔らかくなった声と表情に、胸を突かれた。
「その大役は、結城に譲ります。海空は、一途に、脇目もふらずにあなたを思い続けるはずだから」
恋は盲目、ってやつの典型だもんね、わたし。……って、うわあああ、恥ずかしすぎる!恋愛における本性を大勢の前で暴露されてる!
「幸せにしないと許さない」
そしてなぜか凄みを帯びた声で、コーイチを脅したのだった。
なぜか、コーイチがぎゅっとわたしの手を握りしめてきたのは、ひょっとして怖かったんだろうか?
「……と、いう冗談はこの辺にしまして」
美人が睨みをきかせると迫力があるので、紗彩がそこでまた表情を緩めると、会場のあちこちから微かにため息が聞こえてきた。
「ご結婚、おめでとうございます。いつまでもお幸せに」
そう言い終わると、紗彩はその美しい顔に鮮やかに笑みを広げて、お辞儀をしてみせた。そのまま席に戻ると思いきや、カツカツとヒールの音を響かせて、彼女は私の席にやってくるなり、ぎゅうっと抱きついた。
「あたしだって、あんたのこと大好きだからね」
耳元でそう囁かれたら、涙が滝のように流れてきた。
いろんな場面で、わたしは紗彩に支えてもらった。そんなときに「紗彩、大好き」って言うと、いつもは「だろうね」って笑われてきた。
でも今日は、同じ「大好き」を返してくれるなんて、反則。意地っ張りで恥ずかしがり屋のくせに。
その可愛い台詞を吐き出した唇で、「さっきのは冗談じゃないからね、結城」という呪いの言葉も残して。
紗彩は、いつでもどこでも、やっぱり紗彩だった。
その後は、コーイチの友達の挨拶や会社の人の余興もあり、わたしは、まだ出会う前や一緒にいない時間のコーイチの様子を垣間見ることもできて、嬉しかった。
高校時代の友達の話では、文化祭で、無理矢理女装させられたコーイチは、結構な美少女ぶりだったとか。
その話になったときの、コーイチの隠しきれなかったらしい、嫌な顔がおかしくて、紗彩の方を見たら、彼女もやっぱり笑っていた。
ふたりでコーイチにメイクしたときのことを、思い出したんだと思う。
「では、新婦の海空さんからご両親へ、花束を」
司会の人の言葉に、いつの間にかプログラムが進行していたことに気が付く。
わたしが今まで出席した披露宴では、かなりの割合で、新婦からの手紙を読んだり、親が挨拶を述べたりするものだったけど。
そんなことをやれば、わたしが泣きすぎるんじゃないかとコーイチが懸念して、取り止めになったのだ。
紗彩の披露宴での失態を思えば、彼の心配ももっともなことで、簡単に花束を贈呈するだけにしてもらった。
あ、確かにね。まずいかも。
父の傍らに立って、いつもと変わらず、少女のようににこにこしている母を見た途端、そう思った。
胸がぎゅっと詰まってしまったから。
なんとか、司会者の言葉に応じて、花束を渡したけれど、一緒に過ごした時間が勝手に胸の中から溢れて来る。
好きな人ができたときも、フラれてやけ食いしたときも、おじいちゃんやおばあちゃんが亡くなったときも、短大に合格したときも、いつも一緒だった。
他の人から見たら、些細なことばかり何だろうけど、こうして思い出が束になっていると、泣かないでいるのもなかなか大変なことだ。
もちろん、母は、看護師としての仕事で家を空ける時間も長かったけど、気持ちの上ではいつもわたしに寄り添っていたと思う。
ぷっくりと盛り上がってきた涙を、なんとか乾燥させなければ。
続けて、促されるままにコーイチの実のお母さん、仁科百合さんに向き直ったわたしの目の涙は、あっという間に乾くことになる。
すでに、百合さんの方が号泣してたから!
ひっく、ひっく、と肩を揺らしながら、一生懸命声を上げないように堪えていて。
うちの母が能天気な少女なら、百合さんは感受性の強い幼女、という感じだ。
「あー、悪い。気にしなくていいから」
苦笑いと照れ笑いの中間のような笑みを浮かべて、コーイチが、こちらへ手を伸ばす。
すっかり固まっているわたしの手の上から、花束を支えて、百合さんに渡してくれる。
うわ、不意打ちでどきっとした。
手袋の上からだけど、コーイチの手の温度や感触が少し伝わると、それが刺激になったのか、わたし自身は多少頭が働くようになった。
「至らない点も多いかと思いますが、よろしくご指導ください」
…とか、言うんだろうか。と思いながら、たどたどしくそう言葉を紡ぐと、とうとう百合さんはその美しい顔を、お父さんである聡一さんの胸に埋めて、「うぅ」と本格的に(まあ、その前から十分本格的だったけど)泣き始めたのだった。
「どどどど、どうしよう」
何か間違えたかな?余計な一言だったのかな?わたしが、公衆の面前であることもほとんど忘れておろおろすると、コーイチはくすりと笑った。
「ものすごーく、嬉しいだけなんです。大丈夫」
はにかんで、そう言ってくれたのは、聡一さんだった。
「そ、そう、です、か」
いくらか安堵してそう言ったけれど、聡一さんはもう胸の中の百合さんの髪を撫でるのに忙しく、こちらをちらりとも見ない。
コーイチは恥ずかしそうに目を逸らしたけど、わたしは二人の様子が微笑ましくて、羨ましくて、何十年経ってもこんな仲睦まじい夫婦になりたいと思った。
「わたくしにも、いただけるのかしら」
艶やかな声が響いて、司会者の声が耳に届かなかったわたしを、コーイチの養母の結城雅さんが助けてくれたのだと、気が付いた。
花束は、もう一つ残されている。
雅さんの顔を見た瞬間、さっき意地悪を言ったおじさんのことを思い出してしまった。
この人と比べられるなら、確かに、敵うはずがない。
ただ、華やかな雰囲気で、綺麗な人だと言うだけでも全く敵わないのだけれど、この人の美点はもっと他にもある。
周囲に目が届き、それぞれの人間の性質や能力を見て、その場のバランスを取ることができる。
そして、わたしがまだ知らないような長所がたくさんあるのだろう。
それを生かして、夫とその家業を手伝ったから、彼らの代に会社は一層成長し、今でも経営が上手くいっている。
それに引きかえ、わたしときたら。
吸い込まれるように、雅さんの元に数歩歩いて、花束を渡したまでは良かったが、喉が渇き切ったときのようにくっついて、言葉が何も出てこなかった。
「海空さん。ありがとう」
わたしの様子がおかしいことも、すっかり飲み込んでしまうかのように、雅さんの笑顔はその場の空気を塗り替える。
「晃一さんのお嫁さんになってくれて、ありがとう」
多分、ありふれた言葉なんだと思う。
ちょっぴりなのかかなりなのか、結婚しないんじゃないかと心配されていた息子が結婚するのなら、どこのお母さんだってそう言うんだろうと思う。
だけど、雅さんの心の底から嬉しくてたまらない、という笑顔に、わたしは自分の中のつまらないこだわりや劣等感が弾けるように消えるのを感じた。
「あなたのおかげで、晃一さんも、わたくしたちも、皆幸せです」
雅さんの華奢な両腕が、わたしの耳の横を掠めたかと思ったら、もう、その花の香りのする温かい腕の中だった。
以前、「晃一さんもそんな顔するのね?」と言ったときの彼女の表情を思い出す。
コーイチは、結城家の中でだって、表情を消して、本来の自分を隠していたのだろう。それはもう何年もの間、ごく自然に。
それで何かが上手くいかないって言うこともなかったのだろうが、雅さんや武さんの方としては、いくらか心配だったのだろう。
「わた、しが、一番、幸せ、です。ごめん、なさい」
よくわからないけど、そう思う。
足りないところだらけなのに、そのままのわたしを受け入れてもらえるって、本当に幸せなことだ。
「台詞がなんか変だけど。ミクは泣き上戸なのか泣かせ上手なのか、微妙なところだな」
コーイチが呟いて、ようやく周りに意識が向かう。
涙をふく女性の姿が、会場のあちこちで見受けられる。皆、母親だったり、娘だったり、それぞれで思うところがあるのだろう。
「疲れたわね?残りの時間は、ご両親の席に座るんでしょう?」
そう言いながら、雅さんがそっと腕を解いた。
自然な気遣いに、感謝しながら、わたしは胸の感動も冷めやらぬまま、両親の席に向かった。
…それは、そうなんだけど。
確かに感激してた、はずなんだけど。
いくらわたしでも、その人の発する空気が異様であることを無視することができなかった。
「…お義父さん」
やや困惑した顔で、コーイチがそう声を掛けても、父はひどい仏頂面のまま、返事もしないのだった。
ちっとも譲歩しない様子の父が意外で、わたしは驚くしかない。
その上。
「嫌な思いをするようなら、いつでも帰ってきなさい」
なんて発言まで飛び出すから。
「ええっ!?」
唖然としてしまう。
一応、結婚披露宴と言うおめでたい場面なわけだし、周りの人に対する配慮とか、雰囲気を読むこととか、本来の父には簡単なことのはずだから。
「勇哉さん」
母が綺麗な声でそう呼んだので、わたしまでドキリとした。だって、父を名前で呼んでるところを、初めて聞いたから。
その後で、とんでもない言葉を続けた。
「海空の顔見て?晃一さんといるときが、一番幸せそう」
うわぁ!!
間髪入れずに熱くなった頬を、メイクはちゃんと隠してくれているだろうか!?
とっさに見上げたコーイチは、キラキラした目でわたしを見ていて、「ああ、隠しきれなかった」と悟らざるをえない。
はあ。明らかに重いため息をついて、父がテーブルに肘を吐いた。
「わかってる」
その台詞は、独り言のようだった。
「あたしと違って、ちゃんと海空をかわいがる暇もなかったもんねー。愛情が消化不良って言うのか、放出不足って言うのか」
よくわからない表現を遣いながら、母はうつむく父の顔を、下から覗きこんで笑っている。
かと思えば、ふとわたしに向き直ってこう言うのだ。
「ね、『萩原優実』って響き、どう思う?」
どんなときだろうが、緊張感のない母に、わたしは、この萎縮しがちな心を、何度救われたことだろう。
思い返しながらも、相変わらずの母がおかしくて、思わずくすくす笑ってしまっていた。
「かっこいいよ。女優さんにいそうな名前だね」
コーイチのご両親と対面した日のように、母が父と姓が違うことを釈明する必要がないよう、全て同じ姓で記名してもらったのだった。
放っておけば、母はいちいち説明して回りそうだから!
「籍を入れようか」
ふと、父が呟いた。
「うえっ!?」
なぜか見事に、わたしの変な声とかぶったのは、母のものだった。
「あ…、いや、ずっと考えてはいたんだが」
わたしやコーイチの視線に気が付いた父は、どうやら無意識のうちに言葉を漏らしてしまったようで、珍しく少し動揺した様子だった。
「君が、望んでもいないことを、強要してはいけないと思っていた」
確かに、母は、特に結婚にこだわる様子もなかったし、父と再会してからも、自分の生活を変えることもなかった。
「でも、俺が、望んでいることを、知ってもらってもいいと思い始めている」
すでに落ち着きを取り戻し、いつもの父の口調に戻ってはいるけれど、その目はまっすぐに母に向かったまま、もうすでにわたしたちの方を気にする様子はない。
「勇哉さん、あたしと結婚したいの?」
ぽかんとしていた母が、ようやく口を聞いたと思ったら、ものすごく直球の、かつ基本的な質問だった。
でもその顔はすでに真っ赤で。いつまでも女の子みたいな人だって、また思う。
「したい」
仕方なくそう口にする父の顔は、私の席からは見づらい角度だけど、耳が赤いのはわかる。
「……以上を持ちまして、披露宴の結びと代えさせていただきます」
絶妙なタイミングで、結城武さんの力強い挨拶が終わり、盛大な拍手が起こった。
き、聞いてなかった!!見事に、すっかり、お義父さんのスピーチを聞き逃してしまった!!
まずいと思いながら、焦ってコーイチの方を振り返ると、コーイチも「俺も聞いてなかった」と囁いたから噴き出してしまった。
「ご、ごめんね?変な両親で」
そう謝ると、コーイチはふっと微笑んで、「仲良くていいな」と答えてくれたから、ぽかぽかと胸が温かくなった。
そっか。これが仲がいいって言うことなのか。
実の両親である仁科夫妻を見て育ったコーイチがそう言うなら、きっと、うちの父と母も仲がいいのだと思うと、まるで自分のルーツを肯定されたかのように、嬉しかった。
披露宴会場を出て行く招待客を、一人ずつ見送った。
3時間の披露宴は、いくらなんでも長すぎると思っていたけれど、ここで初めて視線を合わせて言葉を交わすと言う人が意外なほどたくさんあった。
今までありがとうの人も、これからよろしくの人も、あるいはその両方の人も。
今日ここに来てくれたことに対する感謝の気持ちを込めて、頭を下げた。
きっと、わたしがコーイチのお嫁さんだってことを、すんなりと受け入れてくれる人もいれば、快く思わない人もいるのだろう。
それでも、とりあえず、時間を割いて足を運んではくれたのだ。
それは、わたしやコーイチの今後に対して、いくらかの期待を持ってくれているのだと、前向きに考えよう。
式の前や最中には不安が先行していたけれど、いろんな人のおかげで、最後にはそういう気持ちになることができた。
基本的には悩みやすくて、ネガティブな思考のわたしにとっては、それだけでも収穫があったと言えると思った。