君にずっと片想い



どうすればいいのだろう、と思った。


自分がどうしたいのかもよくわからなかった。



凉とは告白した日から一度も話していない。


今だに凉が沈んでいるということもあるけど。




「自分でも、よくわかんない…。」



「そっか。でも、これからは一人で抱え込まないで私を頼ってよ。いつでも、琉生の隣にいるから。」




それだけ言うと、なこは口を閉ざした。




「ありがとう、なこ…。」



< 119 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop