君にずっと片想い
軽く昼食を済ませ、出掛ける支度をすると、家を出た。
なんだか待ち合わせよりも随分と早く着いてしまいそう。
それにしても、なこに何かあったのだろうか。
なこに突然に誘われることは滅多にない。
あるとすれば、それは、
自分の中で何かを抱え込めなくなったとき。
我慢して我慢して溜め込むんだ。
なこは、一見気が強そうにみえるけど、本当はすごく繊細な女の子で。
なんだか守ってあげたくなる感じ。