君にずっと片想い



「ありがと…。全部ね、自分が悪いってわかってるんだ。だけど、どうやって謝ればいいかわからない。」


「なこの今言ってくれた気持ちをそのまま言えばいい。」



そこまでわかってるなら。
なこの為に意を決していうよ。



「キツイこと言うけどねごめんね。

……悪いのはなこなんだから、怖いのはわかるけど、謝らないとずっとこのままなんだよ?」



なこは私が差し出したハンカチを目にあてた。

そしてニコッと、笑顔を見せた。



「………そう言ってもらえて良かった!多分背中押して欲しかっただけだから。ありがとう、琉生。」


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