君にずっと片想い
美男美女が着たら、絵になるんだろうな…。
一度でいいから、着てみたかったり?
衣装担当の子が準備しているとき、そんなことを考えていた。
そこで現実に戻すかのように、誰かが話しかけてきた。
「琉生っ文化祭一緒にまわれなくなっちゃった!」
目の前で眉を少し下げ、ごめんのポーズをする。
「なんかあったの?あ、なこ彼氏できたとか?」
一瞬驚いたが、私がそういうと、なこは頬を少し赤らめる。