さくらんぼなあたしと王子様
その後は、体が桜羅くんに集中

しちゃってまわりの人たち

のことを気にする余裕がなくなった
のだった。

「あれから、話しかけてくれなくなったから寂しかった…。」

ビクッ!!

図書室に入った途端、素にもどる桜羅くん。

「ぷ。あたり。」

素の桜羅くんを目の前にあたしは、

ほっとしていた。

…図星だったから。
< 145 / 412 >

この作品をシェア

pagetop