さくらんぼなあたしと王子様
あわわっ。

あたしは片手を口の前にもっていき、おびえていた。

「おはよ、有重さん。」

ドキーーーーーーッ!!

「お、おはようございます…。」

あたしの心臓はバックバック。

まわりの女の子たちの視線が痛いよぉ…。

すぐさま、キラキラを放っている

桜羅くんから目を逸らし

自分の机の一点をジッとみつめた。

なにも言われなかったけど怖かった~。

桜羅くんもあたしになんかにあいさつし

てくれなくてもいいのに。
< 20 / 412 >

この作品をシェア

pagetop