さくらんぼなあたしと王子様
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絵本を読んでいる幼いあたしの

うしろでお父さんとお母さんが

話していた。

「桜羅さんの息子さんが莉愛と
同い年だそうだ。」

「まぁ!じゃぁ、あとひと月で
小学校へ入学されるのね。」

「ああ。でだな、桜羅さんと話して
二人の文字の練習や
コミュニケーションを兼ねて
手紙のやり取りをしようって
話になったんだ。」

「それはいい案ですね。
私も賛成よ。」




そうして手紙のやり取りをすることに…。

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