さくらんぼなあたしと王子様
さくらんぼで引っかかっていた

モヤモヤは幼い頃の雛斗の言葉

だったんだ…。

雛斗と出会って閉めてたはずの

蓋が少しずつ開いていったんだ…。

「…っ…じゃあ…。」

時折見せる雛斗の

切なそうな、でも愛おしそうな

優しい瞳は…。

「……っ。」

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